MSD キイトルーダで切除可能NSCLCに対する術前補助療法と術後補助療法を一変申請
公開日時 2023/09/08 04:49
MSDは9月7日、抗PD-1抗体・キイトルーダについて、切除可能な非小細胞肺がん(NSCLC)に対する術前の化学療法との併用療法と、それに続く術後のキイトルーダ単独療法としての一変申請を行ったと発表した。NSCLC患者には、比較的早期のステージでは治癒を目的とした外科手術が行われるが、手術を行っても再発する場合もあり、再発を防ぐための新たな治療の選択肢が求められている。
今回の申請は国際共同第3相試験であるKEYNOTE-671試験の結果に基づく。同試験は切除可能なII期、IIIA期、IIIB期のNSCLC患者を対象としたもの。キイトルーダと化学療法との併用による術前補助療法と、その後の切除とキイトルーダ単独療法による術後補助療法は、プラセボと化学療法との併用による術前補助療法と、その後の切除とプラセボによる術後補助療法と比較して、無イベント生存期間(EFS)の統計学的に有意かつ臨床的に意義のある改善が認められた。
本試験におけるキイトルーダと化学療法の併用療法の安全性プロファイルは、これまでに報告されている臨床試験と同様だった。