Meiji Seika ファルマ 統合失調症薬・ME2112の開発中止 ラクオリア創薬とのライセンス契約終了
公開日時 2022/02/15 04:50
Meiji Seika ファルマは2月14日、統合失調症治療薬「ME2112」(開発コード、一般名:ジプラシドン塩酸塩一水和物)の国内開発を中止し、導入元のラクオリア創薬とのライセンス契約を終了したと発表した。
同社は2011年3月14日に、ライセンス契約を締結し、ME2112の日本での独占的な開発・販売権を取得した。統合失調症の急性増悪期の患者を対象に実施した臨床第3相試験では、「PANSS(Positive and Negative Symptoms Scale)総合評価尺度の総スコアのベースラインから6週目までの平均変化量」を主要評価項目に据えて検討したが、プラセボ群に比べ、統計学的な有意差は認められなかった。同社は、試験結果を詳細に解析・評価して開発計画を検討してきたが、「このたび戦略上の理由により開発中止を決定し、ラクオリアと協議の上、契約を終了した」としている。