ノバルティスファーマ AI用いたRWD利活用で共同研究を開始 宮崎大学、NTTデータと
公開日時 2021/09/29 04:49
ノバルティスファーマは9月28日、宮崎大学、NTTデータとリアルワールドデータ(RWD)の利活用に向けたデータ解析手法を検証する共同研究を開始したと発表した。研究では、電子カルテ上にある、がんのステージや治療レジメンなどの非構造化されたデータについてAI(人工知能)を活用して抽出して分析する新たな方法論確立を目指す。これにより、これまで把握できていなかった患者インサイトの理解につなげ、研究開発や治療成績向上などに生かしていきたい考え。
研究では電子カルテシステムに着目した。宮崎大学医学部付属病院が匿名化したがん患者データを提供する。また、宮崎大学の有する医療情報学分野における専門的な知見を活用する。NTTデータが電子カルテなどのEHRで培ってきたノウハウを生かし、電子カルテシステムから医療情報を抽出する方法を検証するための分析支援を担う。ノバルティスファーマは、診療データや診療報酬データの選定を行うという。