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小野薬品 国内バイオベンチャー・リボルナ社と創薬提携 中枢神経領域のRNA標的低分子化合物の創製で

公開日時 2025/04/01 04:50
小野薬品は3月31日、バイオベンチャーのリボルナバイオサイエンス社(本社:神奈川県藤沢市、富士晃嗣代表取締役)と、中枢神経領域におけるリボ核酸(RNA)を標的とする新たな低分子化合物を創製することを目的とした創薬提携契約を締結したと発表した。契約に基づき両社は共同して、リボルナ社のRNAを標的とした独自の創薬プラットフォームを用いて、両社で選定した中枢神経系希少疾患を対象とした医薬品候補となる低分子化合物の取得を目指す。小野薬品は創成された低分子化合物を全世界で独占的に開発・製造・商業化するオプション権を取得した。

小野薬品はリボルナ社に契約一時金、共同研究費、研究開発の進捗および売上高に応じたマイルストン、上市後の売上高に応じた段階的なロイヤルティを支払う。

リボルナ社は、生体内で実在し得るRNAの3次元構造を利用した独自のスクリーニング技術を含む創薬研究プラットフォームをもつ。このプラットフォームを用いることで、従来の創薬手法では難標的とされていたRNA機能を直接制御する低分子化合物を見出すことが可能になるという。

小野薬品の勝又清至・執行役員研究本部長は、「当社は、従来の技術では創薬が困難であった標的に対し、RNAの機能を制御し正常化することを可能にしたリボルナ社の技術を高く評価している」とコメント。今回の創薬提携を通じて、「中枢神経系希少疾患の難標的に対する新たな創薬プロジェクトを推進し、患者さんに1日も早く画期的な新薬をお届けできるよう取り組む」としている。

リボルナ社の富士晃嗣代表取締役は、「小野薬品と共同研究を開始し、希少疾患治療薬の創出に大きな一歩を踏み出せることに大きな喜びを感じている。当社の創薬研究開発力を最大限発揮し、小野薬品と共に、アンメットメディカルニーズの高い医薬品の創製に尽力する」としている。
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