ミクス編集部が製薬企業68社のフェーズ２以降の新薬開発状況をまとめた「新薬パイプラインリスト21年８月版疾患別」によると、21年６月末時点（申請品目は7月12日まで集計）でP2以降の国内開発プロジェクト数（以下、品目数）は724品目となった。疾患別リストは共同開発品を１品目とカウントしたもの。P3以降の後期開発品は480品目、うち87品目が申請中だった。後期開発品は例年通り、がん領域が187品目と最も多く、全体の39％を占めた。がん種別では肺がん・悪性中皮腫（39品目）、血液がん（33品目）、乳がん（17品目）の順で後期開発品が多い。がん領域に次いで免疫系疾患で43品目、精神・神経系疾患（CNS）で38品目の後期開発品が確認された。免疫系疾患では申請中が10品目、P3が33品目あり、JAK阻...