ファイザーの新型コロナワクチン 年内に約1億4400万回分の供給で最終合意 厚労省
公開日時 2021/01/21 04:51
厚生労働省は1月20日、米国ファイザー社の新型コロナウイルス感染症のワクチン候補について、日本での薬事承認等を前提に、年内に約1億4400万回分の供給を受けることで、ファイザーと最終合意したと発表した。ワクチンは、同社と独・BioNTechが開発したmRNA ワクチン候補の「BNT162 b2」で、2020年12月18日に国内で製造販売承認申請を行っている。
同社は国内で、日本人160人を対象とした第1/2相臨床試験を実施しており、安全性、忍容性、免疫原性の評価を進めている。同社は、「有効性および品質を確保したワクチンを速やかに日本に供給し、国により接種が行われるよう、全ての関係者と緊密に連携しながら準備を進める」としている。
なお、両社は2020 年7 月31 日に、日本における1 億2000 万回分のBNT162 mRNA ワクチン候補を日本に提供する基本合意していたが、最終的には1億4400万回分の供給で合意した。