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第一三共 がん治療用ウイルス「G47Δ」を承認申請 先駆け審査指定品目

公開日時 2021/01/07 04:50
第一三共は1月5日、がん治療用ウイルス「G47Δ」(読み:じーよんじゅうななでるた、開発コード:DS-1647)について、日本で悪性神経膠腫を対象疾患に再生医療等製品製造販売承認申請を行ったと発表した。ウイルスを用いてがん細胞を死滅させるという新しいコンセプトの治療法に用いる。申請日は20年12月28日付。G47Δは厚労省から、この対象疾患で先駆け審査指定を受けるとともに、希少疾病用再生医療等製品の指定も受けている。

G47Δは東京大学医科学研究所の藤堂具紀教授らにより創製されたもので、第一三共は藤堂教授と共同開発している。今回の申請は、藤堂教授が実施した、悪性神経膠腫の一種の膠芽腫の患者を対象とした国内第2相臨床試験(医師主導治験)の結果に基づくもの。主要評価項目の1年生存率の達成基準は満たしているという。試験結果の詳細は今後、藤堂教授が論文などで公表する予定。

G47Δは、遺伝子組換え技術により、がん細胞でのみ増殖するよう設計された人為的三重変異を有する増殖型遺伝子組換え単純ヘルペスウイルス1型(第3世代がん治療用単純ヘルペスウイルス1型)。がん細胞に同ウイルスを感染させると、ウイルスが増殖するとともにがん細胞を破壊・死滅させ、抗腫瘍免疫も誘導されるという。

【訂正】下線部に誤りがありました。訂正します。(1月7日11時15分)
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