企業別影響率 中外と帝人で9%台
20年度薬価改定
公開日時 2020/03/31 00:00
再算定や新薬加算相当額の返還影響大きく2020年4月実施の薬価基準の全面改定が3月5日に官報告示されたことを受けて、製薬各社に改定影響調査(59社回答)を行った。今回は、前回の通常改定となる18年4月の薬価を基準とした改定率と、消費税率引上げに伴う19年10月の薬価を基準にした改定率の2つを調査。18年4月の薬価をベースにすると、市場実勢価に基づく改定を2回実施した影響により、長期収載品比率の高い中堅メーカーや後発品メーカーで10%前後の改定影響が出ることが確認された。新薬創出等加算品を多く持つメーカーは増税改定で薬価が引上がる品目も少なくなく、結果、メーカーとしての改定影響は低く出る傾向にあった。(神尾裕)20年度改定は薬剤費ベースで4.38%の引下げを行う。新薬メーカーのうち、中外製薬と...