ソリューション事業化へ動く
CSOは転換期に
公開日時 2019/05/31 00:00
CSOのコントラクトMR(CMR)に対する需要低迷が続いている。製薬企業のMR数抑制が主な要因だ。市場の主力品が、生活習慣病薬などのプライマリーから抗がん剤や希少疾病用薬などのスペシャリティに変わり、MRの大量動員によるSOV型営業の脱却が進む。CSOは継続的なCMRの大規模受託が望みにくい。CMR派遣を成長エンジンとしたCSO事業は転換期を迎えている。ここに来て、EPSホールディングスが2月末に、IQVIAサービシーズジャパンが3月末に同業の事業を買収。4月にはシミック・アッシュフィールドが、製薬企業向けCRM大手のVeevaJapanと協業を開始した。これら動きの背景にはCMR派遣に頼る既存事業に対する危機感がある。買収、協業は、顧客基盤の強化とともに、提供サービスの多様化を図り、ソリュ...