久光 経皮吸収型アレルギー性鼻炎薬 国内フェーズ3で効果確認 16年度中の申請目指す
公開日時 2016/07/26 03:50
久光製薬は7月25日、経皮吸収型持続性アレルギー性鼻炎治療薬エメダスチンフマル酸塩(一般名、開発コード:HP-3060)の国内フェーズ3試験で有効性、安全性を確認したと発表した。アレルギー性鼻炎のある成人患者を対象に、同剤を1日1回投与した際の有効性と安全性を、プラセボや既承認の経口薬と比較検討したもので、今回の結果を踏まえ、2016年度中の承認申請を目指す。
同剤は同社のTDDS(経皮薬物送達システム)技術を用いて開発したもの。同社は、「安定した血中薬物濃度を維持して効果を持続させることで、アレルギー性鼻炎治療薬の新たな選択肢となることを期待している」という。