【MixOnline】パンくずリスト
【MixOnline】記事詳細

製薬企業CM好感度ランキング パリ五輪へエール 久光製薬が企業イメージトップ 疾患啓発系CMはGSK

公開日時 2024/08/22 04:53
ミクス編集部がまとめた「製薬企業CM好感度ランキング・2024年4~6月期」(協力:CM総合研究所)では、パリ五輪に挑む日本選手団を応援する久光製薬のCMが企業イメージ部門でトップになった。疾患啓発系CMでは、親子目線で帯状疱疹予防を呼び掛けるグラクソ・スミスクライン(GSK)が2期連続のトップになった。OTC医薬品はアリナミン製薬が不動の1位を守った。

「製薬企業CM好感度ランキング」では、製薬企業のビジョンやメッセージが込められたCMを通じて、視聴者への浸透をランキング形式で分析する。24年4-6月期調査の対象期間は24年3月20日~6月19日、放送母数3494商品、モニター数延べ9000人のデータを集計した。

◎企業イメージ部門 久光製薬「手当てのチカラ」で応援 サンスター・災害時の口腔ケア呼びかけ

久光製薬はパリ五輪のTEAM JAPANオフィシャルパートナー(外用鎮痛消炎剤、筋肉疲労ケア製品、医療用サポーター)として企業広告を展開した。「手当てのチカラ」をテーマに、スポーツに打ち込む人たちやエンジンを組む姿を描きながら、「元気になってと心を込めて癒す相手への思いやり。それが、手当てのチカラ」と応援。パリ五輪に出場する日本代表選手団へ「さぁ!全力発揮。」とエールを送った。

サンスターは「備えてください、防災にオーラルケア。」のメッセージを2012年8月から展開。災害時には水不足で歯磨きを怠ったり、避難生活でストレスが増えたりして口腔機能の低下が指摘される。誤嚥性肺炎や感染症を防ぐために、CMでは災害時のオーラルケアの重要性や、水を使わずに使えるデンタルリンスの活用を呼び掛けた。

◎疾患啓発系CM ストーリー描く疾患啓発に反響 「勇気もらえた」

疾患啓発につなげるCMでは、グラクソ・スミスクライン(GSK)の帯状疱疹啓発が支持を集めた。俳優の風吹ジュンさんと井上真央さんが親子役で登場する作品では母親目線と娘目線それぞれのストーリー展開で、帯状疱疹について確認し合う親子の様子が描かれた。「子どもに説明されて、しっかりしてきたなあと感じるのは共感できる」(女性60代以上)、「自分も50代に入り帯状疱疹の予防を考えるきっかけになった」(男性50代)など40代以上の男女から支持を集めた。

久光製薬の手掌多汗症啓発は24年6月から2作目となる新CMを展開。手汗に悩むラッコのキャラクターを通じて、手汗を体質とあきらめるのではなく、医療機関で相談できる疾患であると伝えた。「これから夏というのもあり、手の汗で悩む人が多いと思うし、恥ずかしくて人には言えなかったりするため、このCMに勇気をもらえると思った」(女性20代)と、若年女子層から好感度を得た。

子宮頸がん予防を啓発するMSDのCMでは、俳優の桜井日奈子さん出演の作品に「こういうCMはとても大事だと思う(とても印象的)、もっと広めてほしい」(女性39歳以下)、「重みのあるセリフやストーリーに説得力がある」(女性50代)などの反響があった。24年5月からは見上愛さんが出演する新CMもオンエアしている。

◎OTC アリナミン製薬が4期連続トップ ユニ・チャーム「妊活に新しい選択肢」訴求

OTC医薬品を中心とした医薬品関連では、アリナミン製薬の「アリナミンEX」と「アリナミンV」がワンツーフィニッシュ。アリナミン製薬は連載初回から4期連続のトップを守った。

3位はユニ・チャームの「ソフィ」。「妊活に新しい選択肢!」というスローガンで、妊活タイミングをチェックできる商品をアピールして、幅広い女性層から支持された。
 
プリントCSS用

 

【MixOnline】コンテンツ注意書き
【MixOnline】関連ファイル
関連ファイル

関連するファイルはありません。

【MixOnline】キーワードバナー
【MixOnline】記事評価

この記事はいかがでしたか?

読者レビュー(4)

1 2 3 4 5
悪い 良い
プリント用ロゴ
【MixOnline】誘導記事

一緒に読みたい関連トピックス

記事はありません。
ボタン追加
バナー

広告

バナー(バーター枠)

広告

【MixOnline】アクセスランキングバナー
【MixOnline】ダウンロードランキングバナー
記事評価ランキングバナー