中外と大正富山 月1回経口投与の骨粗鬆症薬ボンビバ錠を新発売 共同販売で展開
公開日時 2016/04/22 03:50
中外製薬と大正富山医薬品は4月21日、月1回経口投与の骨粗鬆症治療薬ボンビバ錠100mg(一般名:イバンドロン酸ナトリウム水和物)を同日に新発売したと発表した。両社で共同販売する。製造販売元は中外。同剤はビスホスホネート系薬剤で、骨吸収抑制作用により骨密度を増加させ、骨折を抑制する。
月1回静脈内投与するボンビバ静注も13年8月から発売中。両社は、「患者の状況に合わせて2つの投与経路の選択を可能にした、同一ブランドかつ同一の月1回を投与頻度とする国内唯一の骨粗鬆症治療薬」としている。
月1回経口薬の薬価は1錠2790円(1日薬価93円)。用法・用量は、「通常、成人にはイバンドロン酸として100mgを1カ月に1回、起床時に十分量(約180mL)の水とともに経口投与する。なお、服用後少なくとも60分は横にならず、飲食(水を除く)及び他の薬剤の経口摂取を避けること」となっている。中医協資料によると、ピーク時売上は10年後に78億円。