糖尿病薬のクラス別処方シェア DPP-4阻害薬が首位陥落へ
24年8月 2位のSGLT2が39%、DPP-4と1.8ポイント差
公開日時 2024/11/01 00:00
インテージリアルワールドの統合医療データベース「CrossFact」をもとに処方実態を検証する本連載。今回は糖尿病薬市場をクラス別、ブランド別に詳細に見てみる。直近2024年8月の調剤薬局における糖尿病薬の患者数は499万人(拡大推計、以下同)。うち一般内科がほとんどを占め、糖尿病内科は50万人ほどである。クラス別シェアは、1位はDPP-4阻害薬の41%で、2位SGLT2阻害薬(39%)、3位ビグアナイド薬(BG、33%)、4位SU薬(13%)、5位GLP-1受容体作動薬(11%)――の順だ(図1)。この2年間、SGLT2阻害薬とGLP-1受容体作動薬がシェアを拡大する一方、DPP-4阻害薬は7ポイント低下、他のクラスも緩やかな下降もしくは横ばいといったところだ。SGLT2阻害薬は22年8月...