PMDA調査 診療所・保険薬局の安全性情報入手先トップはMR 個別質問への対応評価
公開日時 2016/04/18 03:50
医薬品医療機器総合機構(PMDA)が4月15日に発表した診療所と保険薬局を対象にした調査によると、安全性情報の入手先のトップはMRで、共に8割以上が挙げた。他の情報源と比べると、「個別の質問・オーダー等が可能」であることが評価されていた。保険薬局だけでみると、MRに次いで多いのはMSで、8割以上が挙げ、「迅速さ」が評価されていた。
これは「医療機関における安全性情報の伝達・活用状況に関する調査」。診療所は4611施設、保険薬局は3842施設が回答した。安全性情報の入手先の割合は高い順に、診療所ではMR(86.3%)、厚労省の医薬品・医療機器等安全性情報(68.0%)、製薬企業のDM(67.4%)。保険薬局ではMR(87.9%)、MS(82.1%)、製薬企業のDM(77.0%)。
保険薬局が行っている他施設との連携内容も取り上げ、最も多いのは近隣医療機関との薬剤採用・削除情報(54.1%)、近隣医療機関と共同の勉強会(29.8%)、近隣施設等と入手した安全性情報の共有(14.3%)。特になしも30.3%あった。