医療と介護つなぐ支援高まるニーズに地域卸の強み活かすエリアマーケットが大きく変わる。地域包括ケアの推進に伴い、施設中心の医療は地域全体で連携して診る「地域完結型」医療に向かう。病院の機能・分化、在宅医療の強化で、医師に加え、薬局薬剤師、訪問看護師、介護職などとの多職種が連携してサービスが提供される。地域医療・介護の姿が変われば、マーケットも変わる。その変化にビジネスチャンスを見い出し、果敢に挑戦しているのが、地域密着で展開する医薬品卸だ。その動きを伝えるこの連載の第１回は、東北の雄、バイタルネットの岩手での挑戦。ニーズが高まるも、課題山積の在宅医療・介護に対し、地域卸が持つ、きめ細かさを生かした地道な支援を行っている。（酒田浩）2025年総人口14％減75歳以上20%増在宅強化は必至まずは、...