整形・脳外の混合病棟を転換して体制整備
地域包括医療病棟運営への現状と課題~多摩丘陵病院
公開日時 2024/10/01 00:00
高齢の急性期患者の早期社会復帰を全力支援高齢化に伴い増加する高齢者救急搬送数への対応、受け入れ先の高度急性期病院における離床の遅れやADLの低下といった問題を解決する一環として、2024年度診療報酬改定では地域包括医療病棟(地包医)が新設された。急性期の高齢患者を主な対象として、治療とほぼ同時期にリハビリテーションや栄養管理などを実施することで、早期の在宅復帰を可能とする体制・機能が求められている。しかし、8月末の段階で「地域包括医療病棟入院料」の届出を行っている病院は数十施設にとどまるといった報道もあり、算定要件のハードルの高さから同病棟の届出があまり広がっていない現状が見受けられる。東京都町田市の医療法人社団幸隆会多摩丘陵病院は2024年度診療報酬改定が施行された6月から全199床のうち...