あすか製薬 緊急避妊薬ノルレボ錠の製造販売承認を承継 そーせいから
公開日時 2014/02/10 03:50
あすか製薬とそーせいはこのほど、そーせいが保有している緊急避妊薬ノルレボ錠0.75mg(一般名:レボノルゲストレル)の製造販売承認をあすかに承継したと発表した。あすかはこれまで獲得していた国内独占販売権に加え、開発権を取得した。そーせいは、あすかから2020年まで同剤の売上に応じた対価を受領する。そーせいは、同剤の導出理由について、人材リソースの配分や費用負担と利益のバランスを鑑みた結果としている。
同剤は望まれない妊娠が危惧された場合に、性交後72時間以内に女性が服用することで避妊効果を発揮する国内初の緊急避妊薬。2011年5月に発売した。有効成分のレボノルゲストレル(合成黄体ホルモン)は、WHOによる緊急避妊のエッセンシャルドラッグに指定されており、同剤による緊急避妊は国際的な標準的な方法になっている。
あすかは製造販売承認を承継したことについて、「引き続き女性の健やかな明日のためにより一層貢献していきたい」とコメント。そーせいは、口腔咽頭カンジダ症治療薬として開発後期にあるSO-1105を始めとする新規開発品の開発などに特化するとしている。
なお、承継日は1月27日付。