あすか製薬 テックドクターと月経困難症の実態把握で共同研究スタート アプリ利用者対象に
公開日時 2024/09/27 04:46
あすか製薬は9月24日、月経困難症の実態把握に向けてデジタルバイオマーカー開発プラットフォームの開発・運用などを手掛けるテックドクターと共同研究を開始したと発表した。4MEEEが提供するヘルスケアアプリ「4MOON」の利用者から希望者を募り、ウェアラブルデバイスから取得したデータで月経に伴う身体的・心理的な症状の実態把握を図る。また、将来的に月経困難症などの重症度を定量的に示すデジタルバイオマーカーの開発を目指すとしている。
共同研究は、生理日管理や食事、睡眠などの記録ができるアプリ「4MOON」のユーザーから希望者を募り、ウェアラブルデバイスの装着とアンケート回答を依頼。ウェアラブルデバイスから得られる心拍数や活動量、睡眠時間など様々なデータと、症状に関する自己申告情報を基に、様々な症状が日常生活に与える影響を把握し、客観的かつ定量的に評価する。共同研究の具体的な期間や対象者数は明らかにしていない。
両社は共同研究を「月経に伴う症状の理解を深める最初のステップ」とした上で、データの活用により「月経困難症をはじめとするさまざまな疾患の定量的な評価と新たなソリューションの開発につなげていく」としている。