大日本住友 経口血糖降下薬メトグルコ錠に小児適応の追加申請
公開日時 2013/10/25 03:52
大日本住友製薬は10月24日、経口血糖降下薬メトグルコ錠250mg、同500mg(一般名:メトホルミン塩酸塩)の適応に、2型糖尿病における小児の用法・用量を追加する承認申請を同日に行ったと発表した。
発表によると、日本の小児2型糖尿病の推計患者数は約1000人。発症のピークは10~14歳とされ、30~40歳代で重症合併症を併発しやすいことが大きな問題となっているという。小児適応は、厚労省の「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」で開発が求められ、同社は10年に同省からの開発要請を受け、治験を行っていた。
同剤は、肝臓における糖新生抑制作用、末梢組織における糖取り込み促進作用、小腸における糖吸収抑制作用などを介して血糖降下作用を示すビグアナイド系薬剤。