世界の製薬企業が発表した21年業績からグローバル製品売上ランキングをまとめた。ファイザーとモデルナの新型コロナワクチンが初登場で１位と３位に食い込むなど、新型コロナ関連４製品がトップ20入りし、前年ランキングから大変貌を遂げた。新型コロナ以外のトップ20の顔ぶれに大きな変化は見られなかったが、米国において22年１～３月期にレブラミドに後発品が参入、23年にはヒュミラにバイオシミラー参入が見込まれており、新型コロナ関連製品の好調がいつまで続くのかと併せ、これらメガブロックバスターへの後発品参入の影響が22年以降のランキングの注目点となる。10億ドル以上製品を薬効別に見ると、がん領域が37製品と最も多かった。このうち免疫療法薬はキイトルーダが全体で４位、オプジーボ（BMS）が９位に入ったほか、テ...