バイエル薬品 抗凝固療法のリスク評価等で「診療計算App」作成
公開日時 2012/11/30 04:00
バイエル薬品はこのほど、抗凝固療法に際して考慮すべき因子やリスクを評価できる医療従事者向けアプリ「診療計算App」を作成し、提供を開始した。
Appに内臓された計算機能は、①クレアチニンクリアランス計算機(腎機能)、②Child-Pughスコア(肝機能)、③HAS-BLEDスコア(出血リスク)、④CHADS2スコア(脳卒中発症リスク)、⑤CHA2DS2-VAScスコア(脳卒中発症リスク)-の5種類。例えばクレアチニンクリアランスの測定は、患者の性別、年齢、血清クレアチニン値を入力するだけで、腎機能の重症度を表示できる。加えてイグザレルトの投与量も表示される仕組み。
そのほかデータについてはメールでの送信や画像保存も可能となっており、iPadなどを活用して医師が患者への治療説明などの診療現場で活用することができる。利用条件としては、iPhone、iPod touchおよびiPadでiOS4.3以降が必要。