MR意識調査 他社のデキルMRの所属企業 トップは武田薬品
公開日時 2012/02/29 04:02
ミクス編集部はこのほど、現役MRを対象に意識調査を実施、他社のデキルMR・スゴイMR(以下、デキルMR)を挙げてもらったところ、デキルMRの所属企業のトップは武田薬品となった。武田薬品は医師を調査対象とした優れているMRランキングでもトップ(ミクス2月号掲載)で、タケダMRは医師、他社MRの両方から一目置かれるMRが多いようだ。MR対象の意識調査結果の詳細はミクス3月号(3月1日発行)に掲載する。
MR意識調査はエムスリーの協力を得て、m3.comに登録しているMRを対象にインターネットで実施した。調査期間は2月3日~9日。有効回答数は311人。MR歴は平均14年。MRの所属企業は内資系約6割、外資系約4割。
「他社のMRで、この人は素晴らしいと感じる人はいますか」と他社のデキルMRを挙げてもらったところ、回答数は175件(「いない」49件含む)だった。デキルMRの所属企業のトップ3は武田薬品24件、アステラス14件、第一三共とファイザーが各10件――。このうちタケダMRの推薦理由を見てみると、競合品を含めた情報武装もさることながら、苦手な医師が極めて少ないことや、ターゲット医師だけでなく院内の多くの医師を把握していることに驚嘆の声が上がった。
また、デキルMRの傾向を推薦理由から探ると、▽医師の情報ニーズをくみ取る情報収集能力に優れ、信頼を勝ち得ている▽競合品情報を含む豊富な情報量がある▽院内のコメディカルを含めて多くのスタッフとコミュニケーションがとれている▽医療機関をよく回っている――などが見られた。もちろんMRは営業職の側面も併せ持つため、数字をしっかりあげていることやゴリゴリの営業を仕掛けることに凄さを感じるとのコメントもあった。