大日本住友・多田社長 GEはCNS領域限定で展開
公開日時 2011/08/05 04:02
大日本住友製薬の多田正世社長は8月4日、東京都内で今後の事業展開について記者会見した。同社は7月にアルツハイマー型認知症治療薬アリセプトのジェネリック(=GE、ドネペジル塩酸塩錠・OD錠『DSP』)の承認を取得したが、今後のGEの展開について「CNS(中枢神経)に限ってやろうと思っている」と述べ、重点のCNS領域の品揃えを補完する形で展開していく方針を明らかにした。新薬パイプラインにないが、領域を展開していくうえで必要性が高く、相乗効果が見込めるGEを取り込んでいくことになりそうだ。
今回のGEの承認取得を前に同社は6月、東日本、首都圏、近畿・東海、西日本の各CNS営業部の中でに「エスタブリッシュグループ」という専任グループを配置、調剤薬局などに対しGEの販促にあたらせる。CNS担当MR、エリア担当MRとも連携して販促を進めるという。現在専任チーム15人だが、同社は11月の発売をにらみ増員を検討する。