アフターデジタル時代のオムニチャネル
-個客中心のための情報構築-
公開日時 2024/11/01 00:00
原暢久製薬企業は多種類の医療用医薬品を販売しているが、ほとんどの企業にとっては多種類という意味には疾患領域を超えてという意味がある。診療科の異なる医師が各製品の顧客となるが、企業としてみればその全てが顧客規模に関わらずデジタルマーケッティングの顧客である。そこにデジタルマーケティングの一様にはいかない課題が存在している。そして一様にいかない課題があるオムニチャネルを運営するためには組織的観点の運用が必要である。疾患領域と顧客集団近年ではジェネリック関係から薬剤師も一般名処方に対して医薬品銘柄の選択は可能になっているが医療用医薬品の1次顧客の最大手は処方権者即ち医師になる。厚生労働省による2022年度医師・歯科医師・薬剤師統計によると医師数は34万人を超えているが、そのうち診療行為として医療用...