QOLデータ アバスチン論争に重要性を増す
公開日時 2011/08/01 04:00
米食品医薬品局(FDA)によるジェネンテックの抗がん剤アバスチン(ベバシズマブ)の転移乳がん(MBC)の適応撤回の問題は、従来、臨床試験の代替評価項目で無病生存期間(PFS)を使用していた試験スポンサーに臨床的ベネフィットを示すには生活の質(QOL)の評価をする必要を浮き彫りにした。FDAは、アバスチンの問題に関して、治療効果はPFSのようなX線造影におけるエンドポイントを超越した臨床的価値を持つことを確認させるような症状の除去あるいはQOL向上を示すデータを求めている。FDAの医薬品評価研究センター(CDER)は、繰り返し、ジェネンテクが、QOL改善を示していたならば、そのデータは、ベバシズマブの臨床的ベネフィットを示すのに十分だったと述べている。ジェネンテックは、アバスチンがパクリタキセ...