ソーシャル時代の新たなマインドセットMR活動は大きな転換期を迎えた。国内マーケットは、生活習慣病薬を中心とした大型品が相次ぐ特許切れを迎え、業績を支えた各社の主力品の足元を揺さぶっている。2013年春頃には、製薬協が定めた透明性ガイドラインにより、医師と製薬企業間の資金提供の流れが各社ごとに公開される。もちろん公開される資金の流れは、すべてがプロモーション的なものではないが、結果として医薬品の販促フィーについてはこれまで以上に厳しい締め付けを受ける企業も少なくないだろう。こうした時代の中、MR活動はどう変化するのか。2013年のMR活動を探った。（編集長・沼田佳之）シナリオ１動き出した国内医薬品マーケット日本国内の医薬品マーケットに変化の兆し－。2012年秋の国内上場製薬企業の中間決算は、こ...