薬局薬剤師にみる長期収載品 vs GE品の行方(1)
公開日時 2012/04/26 00:00
日本の医療用医薬品市場は、長期収載品に対する価格下げ圧力が高まり、ジェネリック(GE)とともに「低薬価品市場」を形成する方向が強まる――本誌は4月号でこう指摘した。厚生労働省は今年、薬剤費の抑制に向けて、GEの使用促進とともに長期収載品の薬価のあり方を俎上に載せる構えだ。先発メーカーには気になる動きだが、市場には長期収載品とGEとの間に選定されるプロセスがある。編集部は、そのプロセスに着目。GE切り替えの担い手である薬局薬剤師200人に調査を実施し、長期収載品の使用継続やGEへの切り替えのポイントを探った。患者の動きにも着目した。近年、患者の処方薬に対する要望・行動を無視できるものではなく、患者の支持なくては企業活動も難しくなる局面も出てきている。1600人の患者調査から患者の要望・行動を分...