規制改革推進会議の医療・介護WG スイッチOTC等の選択肢拡大を重点課題に
公開日時 2019/11/20 04:50
政府の規制改革推進会議の医療・介護ワーキンググループ(WG)は11月19日、重点的な課題として、①医療・介護関係職のタスクシフト、②介護サービスの生産性向上、③保険外医薬品(スイッチOTC等)選択肢の拡大―に取り組む方針を確認した。WGは、2020年6月の答申に向け、個別審議項目ごとの論点整理を行うほか、必要に応じて意見の取りまとめも行うとした。
医療・介護WGは、「持続可能な社会保障制度の基盤整備」と、「健康づくり・高水準の医療サービスの創出」-の2軸を改革の視点に据え、制度面や実務慣行上の側面から個別の改革課題に取り組んでいる。この日は、今後WGが重点的に取り組む課題として、スイッチOTCなど保険外医薬品の選択肢の拡大などについて議論する方向を確認した。
その他の取り組み課題では、医療介護連携促進や先進的研究開発の円滑化、中古医療機器の活用、薬局業務の効率化などをあげ、現場の実状や当事者の要望などを直接把握の上、順次取り組むとした。
このほか規制改革実施計画(令和元年6月)など過去の成果のうち、①医療等分野におけるデータ利活用の促進、②オンライン医療の普及促進、③社会保険診療報酬支払基金に関する見直し、④日本医療研究開発機構の研究開発に係る各種手続きの簡素化―などについて必要に応じフォローアップすることも確認した。