杏林製薬 潰瘍性大腸炎治療薬ペンタサの坐剤を発売
公開日時 2013/06/11 05:00
キョーリン製薬ホールディングスは6月10日、潰瘍性大腸炎治療薬ペンタサ(一般名:メサラジン)の坐剤を杏林製薬から11日に発売すると発表した。同剤は錠剤、注腸が販売されているが、同社によると、日本消化器病学会などからの要望もあり坐剤を開発した。
製品名は、ペンタサ坐剤1g。同剤は血便、粘血便を主症状とする直腸の病変に対する効果が期待され、直腸炎型の患者のみならず、直腸部に病変を有する左側大腸炎型、全大腸炎型の患者にも有用と考えられるという。通常、成人には1日1個を直腸内に挿入して用いる。薬価 1gは 347.80円。初年度売上高は7億円程度を見込む。
ペンタサ全体では12年度売上は176億円で、13年度は186億円を計画している。