塩野義 がん性疼痛薬メサペイン錠を新発売
公開日時 2017/04/12 03:51
塩野義製薬は4月11日、がん性疼痛治療薬メサペイン錠5mg、同10mg(一般名:メサドン塩酸塩)を同日に新発売したと発表した。製造販売元の帝國製薬との国内販売契約に基づき、塩野義が販売の準備を進めていた。帝國はすでにテルモを通じて同剤を販売しており、今後は塩野義とテルモが同剤をそれぞれ販売することになる。
同剤の効能・効果は、「他の強オピオイド鎮痛剤で治療困難な中等度から高度の疼痛を伴う各種がんにおける鎮痛」というもの。薬価は5mg錠が183.40円、10mg錠が348.20円。
塩野義はがん性疼痛治療薬オキシコンチン錠(オキシコドン塩酸塩水和物徐放錠)などを販売している。メサペイン錠も販売することで、オキシコンチンなどが効きづらくなった症例に対し、次の治療選択肢を提供できるようになる。
塩野義は、「塩野義が有するこれまでのがん疼痛治療薬ラインナップに本剤が加わることで、がん疼痛でお困りの患者さんのQOL向上に、より一層の貢献ができると考えている」としている。