ニプロは3月25日の取締役会で、新たな代表取締役社長に山崎剛司専務取締役が就くトップ人事を決議した。現社長の佐野嘉彦氏は代表取締役会長に就任する。6月26日開催予定の定時株主総会および取締役会の決議をもって正式決定する。

同社はこの日の取締役会で、経営体制の強化および2030年度連結売上高１兆円の達成と同社グループの持続的成長と企業価値向上を一層推進するため、代表取締役を１人増員し、２人体制とすることを決めた。これに伴い、13年間代表取締役社長を務めた佐野氏が代表取締役会長に就任。代表取締役社長に山崎専務取締役を昇格させる。

新社長に就任する山崎氏は、1991年にニプロ入社。同社取締役として、国際事業部グローバル戦略部長、MP硝子事業部長兼グローバル戦略室長などを歴任。国内外の販売業務を経験し、同社における業容拡大とグローバル化の推進に貢献した。23年7月からは専務取締役国際事業統括国際事業部長兼ファーマパッケージング事業部担当専務。取締役会において、豊富な知見と経験が評価され、経営と企業価値向上に寄与することが期待されるため適任であると判断したという。