リクシアナの「CTEPH患者における血栓・塞栓形成の抑制」の効能追加を報告へ 1月31日の第一部会に
公開日時 2025/01/20 04:47
厚生労働省は1月31日に開く薬事審議会・医薬品第一部会に、第一三共の直接経口抗凝固薬・リクシアナ錠、同OD錠について、「慢性血栓塞栓性肺高血圧症患者における血栓・塞栓形成の抑制」の効能追加を承認する方針を報告する。部会を通過した場合、2月中の正式承認が見込まれる。今回、報告予定品目はこの1製品のみで、承認可否に関する審議予定品目はない。
【報告予定品目】(カッコ内は一般名、申請企業名)
報告品目は医薬品医療機器総合機構(PMDA)の審査段階で承認して差し支えないとされ、部会では審議せず、報告のみでよいと判断されたもの。
▽リクシアナ錠15mg、同錠30mg、同錠60mg、同OD錠15mg、同OD錠30mg、同OD 錠60mg(エドキサバントシル酸塩水和物、第一三共):「慢性血栓塞栓性肺高血圧症患者における血栓・塞栓形成の抑制」を対象疾患とする新効能医薬品。
経口FXa阻害剤。慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)は十分な抗凝固療法を⾏っても溶けない器質化血栓により肺動脈が閉塞または狭窄することで、肺高血圧症になる疾患。生涯にわたる抗凝固療法が必要になるが、今回承認されると、「CTEPH患者における血栓・塞栓形成の抑制」の適応を持つ経口抗凝固薬はリクシアナが初となる。