NTTプレシジョンメディシン インテグリティ・ヘルスケアを持分法適用の関連会社に DCT事業など推進
公開日時 2024/12/25 04:50
NTTプレシジョンメディシンは12月23日、インテグリティ・ヘルスケアを持分法適用の関連会社とする方針を発表した。両社の資本提携に基づくもので、「資本面・事業面での緊密な連携を通じて、日本の医療・健康領域での継続的な事業成長と社会貢献をめざしていく」としている。
NTTプレシジョンメディシンは、NTTグループのメディカル・ヘルスケア事業に関するアセットやリソースを結集し、2024年7月に発足した新会社。医療機関のデジタル化を促進する関連サービスの提供や、医療情報等データ活用を通じたメディカル・ヘルスケアサービスの提供、遺伝子等検査サービスの提供などを手掛ける。一方、インテグリティ・ヘルスケアは、デジタルプラットフォーム事業、ウェルビーイング事業、DCT事業などを推進している。
今回の協業について両社は、NTTプレシジョンメディシンが開発・展開するクラウド型電子カルテと、インテグリティ・ヘルスケアが開発・展開するPHRシステム・オンライン診療システムの連携による医療機関への付加価値向上とEHR4/PHRデータ基盤の構築など「医療データプラットフォーム」の構築に強みを発揮する。また、「ウェルビーイング事業」については、データやテクノロジーを活用した企業・健保組合向けの健康経営支援サービスの共同開発、営業・マーケティングを含む共同事業を推進させたい考えだ。
「DCT事業」については、インテグリティ・ヘルスケアが、すでに国内登録看護師数200人超で全国をカバーするサービスを展開しており、海外の製薬企業やCROと数多くの取引実績を有している。今回の協業により、NTTプレシジョンメディシングループが保有するサービスと協働で、DCTソリューションの構築・国内外での事業推進を支援することにしている。