長期収載品の選定療養導入と後発品比率
ヒルドイドは一気に80%到達 90%超製品は30→61に倍増
公開日時 2025/01/01 00:00
長期収載品について患者が先発品を希望した場合、選定療養として後発品(最高価格帯)との価格差の4分の1を負担する制度が2024年10月に始まった。後発品使用割合は、80%を超えるが、成分、剤形によってばらつきがあることが知られている。それが選定療養の導入でどう変わったか。インテージリアルワールドの統合医療データベース「CrossFact」をもとに検証する。CrossFactは、調剤レセプトや社保レセプトなどのリアルワールドデータ(RWD)で実際の処方状況を把握し、拡大推計して市場全体も分析できる。まず、選定療養の対象となる薬剤の24年9月の推計調剤金額を見てみる。ヒルドイドが最も大きく約23億円、次いで消炎鎮痛貼付剤モーラス約11億円、免疫抑制剤プログラフ約10億円、利尿薬サムスカ約10億円、...