Meiji Seika ファルマ 新型コロナの次世代mRNAワクチン・コスタイベの国内製造所追加を一変申請
公開日時 2024/10/02 04:48
Meiji Seika ファルマは10月1日、オミクロン株JN.1系統対応の新型コロナワクチン・コスタイベ筋注用について、国内製造所を追加する一変申請を行ったと発表した。申請は7月12日付。同社は2024年12月以降に国内生産品の出荷を開始する予定で、現在の海外生産品から順次、国内生産品に切り替えていく方針。
今回の一変申請は、▽アルカリス南相馬工場(福島県南相馬市)で原薬製造すること、▽Meiji Seika ファルマテック(神奈川県小田原市)で製剤製造すること――を追加するもの。Meiji Seika ファルマはアルカリスと連携して、原薬から製剤までを国内で一貫して製造できる体制を構築している。
コスタイベは次世代の自己増幅型mRNAワクチン。「レプリコンワクチン」とも呼ばれるもので、接種後の抗原タンパクをコードするmRNAが細胞内で複製され、持続的に抗原タンパクがつくられる。接種量が少なく、ワクチンの効果が長く持続することが期待されている。