抗パーキンソン病薬・トレリーフ AGの成分内シェアは52%
24年6月時点 当月発売のGEシェアは4%
公開日時 2024/08/01 00:00
パーキンソン病(PD)の患者数は約29万人(厚生労働省患者調査、2020年)。初回治療は、重症度や運動合併症のリスクなどに応じてレボドパやドパミンアゴニストなどが選択される。だが、治療を始めて数年経つとレボドパの薬効持続時間が短縮し、次の服薬前に症状が強まる「ウェアリング・オフ現象」などの運動合併症が表れる。レボドパ服用回数の増加や他のクラスの併用が必要となる。そうした併用療法で効果不十分な患者にさらに上乗せする薬剤が、住友ファーマのレボドパ賦活薬・ゾニサミド(先発品名:トレリーフ)だ。09年に発売され、ピークの22年度には167億円を売り上げた。一方、住友ファーマは今年2月にオーソライズド・ジェネリック(AG)を投入、同年6月にはジェネリック(GE)が参入した。GE参入時期は見通せていたと...