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中分子医薬品市場 28~30年に3000億円突破 23年は2299億円 富士経済

公開日時 2024/07/11 04:51
中分子医薬品の市場規模が2028年から30年に3000億円を突破する――。このような市場予測を富士経済がまとめた。23年から24年にかけて2型糖尿病治療薬・マンジャロや肥満症治療薬・ウゴービなど複数の製品が登場。23年の市場規模は2299億円(前年比4.5%増)、25年以降は毎年概ね1ケタ台後半の伸び率で推移し、調査最終年の30年に3284億円になると予測した。

富士経済は、2~50のアミノ酸で構成されるペプチドを有効成分とする医薬品(=中分子医薬品)や、開発が進むがんペプチドワクチンを対象に市場規模を分析した。インスリン製剤やエリスロポエチン製剤は対象外とした。

23年の中分子医薬品市場は、マンジャロや骨粗鬆症治療薬・オスタバロ、短腸症候群治療薬・レベスティブなど複数製品が登場した。このうちマンジャロは急激な需要増加により23年8月に限定出荷となり、24年6月に限定出荷は解除された。大型化が期待されるウゴービは24年2月に発売した。

富士経済は既承認製品の伸長や中分子医薬品の増加により、「24年以降も市場は拡大する」と分析。24年は2372億円(前年比3.2%増)、25年は2559億円(同7.9%増)、26年は2788億円(同8.9%増)、27年は2959億円(同6.1%増)――になると予測した。28年と29年の市場予測は非開示で、調査最終年の30年に3284億円になるとした。

この調査は、富士経済専門調査員による参入企業や関連企業・団体などへのヒアリング、及び関連文献調査、社内データベースを併用して行った。調査期間は24年2~5月だった。
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