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25年度薬価改定 改定時加算は21成分45品目に適用 迅速導入加算は2品目 中医協

公開日時 2025/01/16 04:51
厚生労働省保険局医療課は1月15日の中医協総会に、2025年度薬価改定で改定時加算に該当する品目が21成分45品目であることを報告した。24年度薬価改定で新設された迅速導入加算に該当したのは、アレセンサ(中外製薬)、ブレヤンジ(ブリストル・マイヤーズ スクイブ)の2成分2品目。エンレスト(ノバルティスファーマ)は小児適応の効能追加等に係る加算で20%の加算率を受ける。

改定時加算に該当する品目は21成分45品目。このうち、小児適応の効能追加等に係る加算は13成分26品目。昨年後発品が参入したイグザレルト(バイエル薬品)も小児適応の効能追加で改定時加算を受ける(錠剤:A=10、ドライシロップ:A=15)。希少疾患の効能追加等に係る加算は4成分7品目、先駆的な効能追加等に係る加算は1成分2品目、迅速導入による効果追加等に関わる加算は2成分2品目あった。真の臨床的有用性の検証に係る加算は1成分6品目で、ノボ ノルディスク ファーマのウゴービとオゼンピック(一般名:セマグルチド(遺伝子組換え))だった。

厚労省保険局医療課の清原宏眞薬剤管理官は、「加算率については、国内外での同時開発、症例数等による治験の実施の困難さ等を踏まえ、柔軟に判断する方針を今回も継続している」と説明した。

◎6品目が新薬創出等加算品目に

また、24年度薬価制度改革で改定時加算が適用された品目は新薬創出等加算品目となった。今回の改定時加算に伴って新たに新薬創出等加算品目に該当した。該当したのは、フィンテプラ内用液(ユーシービージャパン)、エンレスト、オゼンピック、ウィフガート(アルジェニクスジャパン)、トレプロスト(持田製薬)、レルベア(グラクソ・スミスクライン)。

◎支払側・松本委員「真の臨床的有用性が何か次期薬価制度改革で継続議論を」

支払側の松本真人委員(健康保険組合連合会理事)は、「個別の薬剤についてのコメントはしないが、薬剤の位置づけとして、医療現場で求められているイノベーションがどのようなものか、あるいは真の臨床的な有用性とは何かということについては、次期薬価制度改革の中でも継続して議論する必要があるということは指摘したい」と述べた。
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