海外展開と一口でいうが容易いなものではない
R&Dの“目利き”とタフな交渉力 日本流交渉術は通用しない
公開日時 2024/07/01 00:00
毎年、製薬各社の経営トップよる決算説明会が4月末からGWを挟んで約1か月間行われる。この期間は経営トップの発言に直接触れる絶好の機会でもある。編集部が注目したポイントの1つが、製薬ビジネス・トランスフィーメーションだ。薬剤費抑制という足元の変化に目が奪われがちだが、実際にはDX人財やAIを活用したビジネス基盤、その延長線上にあるバイオ医薬や創薬技術の確保と調達の浸透度で企業間格差が広がっていた。一方で海外ビジネスは経験こそ差があれど、“目利き”と“交渉力”でその後の成果に明暗が分かれる時代となった。厳しい言い方をすれば、日本流交渉術こそ転換が求められているようにも映った。(沼田佳之)決算説明会は上場する内資系企業に限らず、最近は外資系日本法人も...