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日本イーライリリー アトピー性皮膚炎治療薬・イブグリース皮下注を発売 4週間隔投与も可能

公開日時 2024/06/03 04:48
日本イーライリリーは5月31日、既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎治療薬・イブグリース皮下注250mgオートインジェクター、同皮下注250mgシリンジ(一般名:レブリキズマブ(遺伝子組換え))を発売した。成人及び12歳以上かつ体重40kg以上の小児に対する新たな治療選択肢で、アトピー性皮膚炎の注射剤として唯一、患者の状態に応じて、4週間隔での投与もできる薬剤となる。

薬価は250mg2mL1キット、250mg2mL1筒とも6万1520円(1日薬価:4394円)。中医協資料によると、売上予測は10年後のピーク時で266億円。

イブグリースは、IL-13に対して高親和性に結合するIgG4 モノクローナル抗体。IL-13と結合し、IL-4Rα及びIL-13Rα1から構成されるIL-13受容体複合体を介したIL-13シグナル伝達を阻害する。サイトカインであるIL-13はアトピー性皮膚炎において重要で、皮膚の2型炎症を引き起こし、皮膚バリア障害、痒み、皮膚の肥厚化および感染を引き起こすとされている。

用法・用量は、「通常、成人及び12歳以上かつ体重40kg以上の小児には、レブリキズマブ(遺伝子組換え)として初回及び2週後に1回500mg、4週以降、1回250mgを2週間隔で皮下投与する。なお、患者の状態に応じて、4週以降、1回250mgを4週間隔で皮下投与することができる」。

◎モールブリス自己免疫事業本部長 持続的な症状の緩和が必要な患者の「重要な選択肢の一つになる」

同社のロータス・モールブリス自己免疫事業本部長は、「アトピー性皮膚炎は、臨床的にも生物学的にも多様性のある慢性疾患であり、患者さんそれぞれに合わせた治療を行うことが重要だと考えている」とコメント。イブグリースはアトピー性皮膚炎の注射剤としては唯一、患者の状態に応じて、4週間隔での投与が可能な薬剤だとした上で、「持続的な症状の緩和を必要とされている患者さんにとって、重要な選択肢の一つになる」との考えを示した。  
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