TXP Medical バイエル薬品が実施するRWD研究を支援 患者背景や薬剤使用実態など臨床データを解析
公開日時 2024/05/30 04:50
TXP Medicalは5月28日、バイエル薬品が実施する患者背景や薬剤使用実態などの調査を目的としたリアルワールドデータ(RWD)研究の支援を開始したと発表した。複数の医療機関における電子カルテ由来のRWDから、重篤な疾患における患者背景の探索や臨床転帰の改善などを明らかにするという取り組み。独自システムで標準化・構造化した臨床データを解析する。
今回の研究は、医療機関に存在する患者データ(2018年~23年の期間)を院内解析し、対象患者における疾患発生率と発症した患者の特徴、治療パターン、臨床転帰を調査する。その際にTXP Medicalのシステムや臨床医のカルテレビューによって、標準化・構造化された検査値データや各種スコア、カルテテキスト等のデータを解析する。
TXP MedicalのRWDサービスは、研究デザインの提案から統計解析計画書の作成、データ提供、解析に至るまでの流れを全てサポートするというもの。研究に必要な統計値はTXP Medicalのメディカル・ドクター監修のもと、診断名、発現日、治療パターン、検査値など、詳細にわたり収集・解析する。TXP Medicalとバイエル薬品の両社は、「本研究を通じて、日本における対象疾患の治療の現状を明確にし、患者さんの臨床転帰の改善に貢献できるよう取り組みたい」としている。