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5種混合ワクチン相次ぎ発売 KMバイオのクイントバック、阪大微研のゴービック 4月から定期接種

公開日時 2024/03/18 04:48
既存の百日せき、ジフテリア、破傷風、不活化ポリオ混合ワクチンの4種混合ワクチンに、ヘモフィルスインフルエンザ菌b型(Hib)の抗原成分を加えた5種混合ワクチンが相次ぎ発売された。KMバイオロジクスが製造販売する5種混合ワクチン・クイントバック水性懸濁注射用は3月14日に、阪大微生物病研究会が製造販売するゴービック水性懸濁注シリンジは15日に発売した。5種混合ワクチンは4月1日から定期接種に位置付けられる。

4種混合ワクチンとHibワクチンは現在、定期接種に位置付けられているが、合計8回の接種が必要になっている。5種混合ワクチンを用いると4回に削減され、乳幼児や保護者の負担軽減につながることが期待されている。

クイントバックは、KMバイオが製造販売するクアトロバックにHibの抗原成分を加えたもの。このHibの抗原成分はKMバイオが開発したもので、クイントバックに使用する抗原はすべて国内生産だとしている。クイントバックはMeiji Seika ファルマが販売及び情報提供・収集活動を行う。

ゴービックは阪大微研が製造販売するテトラビックにHibの抗原成分を加えたもの。田辺三菱製薬が販売し、医療機関への情報提供・収集活動は田辺三菱製薬とファイザーが共同で行う。
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