改革の実効性を主体的に説明し、理解求める活動を
厚生労働省 保険局医療課 薬剤管理官 安川 孝志 氏
公開日時 2024/02/01 00:00
2024年度薬価制度改革を踏まえた製薬業界へのメッセージ「役割に応じた企業体として変化」産業構造変革促す「製薬業界が今回の薬価制度改革の結果に対する意思表示を国民、中医協委員に対して納得感のあるものとして、何が出せるのか主体的にしっかり考えることが業界としての責任だ」―。厚労省保険局医療課の安川孝志薬剤管理官はこう話す。2024年度薬価制度改革では、新薬創出等加算の見直し、迅速導入加算の新設、後発品への企業指標の試行導入などが行われる。業界要望を踏まえた項目が並ぶ一方で、イノベーション創出と医薬品の安定供給の「検証」も大きな焦点となった。新薬創出と安定供給という製薬業界の命題を突き付ける大きな制度改革となった24年度薬価制度改革の放つメッセージを安川薬剤管理官に聞いた。(望月英梨...