岸田首相 花粉症で現役世代の通院負担軽減へ「リフィル処方箋の活用を積極的に推進」
公開日時 2023/10/12 04:48
岸田文雄首相は10月11日、花粉症に関する関係閣僚会議で、「特に現役世代の治療薬を手に入れるための通院負担に配慮し、岸田政権が解禁した、医療機関に行かずとも一定期間内に繰り返し使える、リフィル処方箋の活用を積極的に促進する」と述べた。政府は11日、首相官邸で花粉症対策の関係閣僚会議を開き、「初期集中対応パッケージ」を取りまとめた。リフィル処方については、「前シーズンまでの治療で合う治療薬が分かっているケースや現役世代の通院負担等を踏まえ、活用を積極的に促進」することが盛り込まれた。
◎舌下免疫療法は供給量倍増 早めの対処療法の開始が有効と周知も
パッケージには、「発症・曝露対策」として、治療や予防行動なども盛り込まれた。舌下免疫療法治療薬について、原料の確保や増産体制の構築などの取り組みを推進。まずは、2025年の供給量を25万人分から50万人分に倍増させる。また、本格的な花粉飛散時期の前に、関係学会と連携して診療ガイドラインの改訂に 取り組むことや、花粉飛散時期の前に、飛散開始に合わせた早めの対症療法の開始が有効であることを周知することも盛り込んだ。