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子宮頸管熟化剤・プロウペス 情報提供は7月から富士製薬の単独展開へ 製販はフェリングが保持

公開日時 2022/06/07 04:50
フェリング・ファーマと富士製薬は6月6日、子宮頸管熟化剤・プロウペス膣用剤10mg(一般名:ジノプロストン)のコ・プロモーションを終了すると発表した。7月以降は富士製薬が単独で販売・流通および医薬情報提供活動のすべての活動を担う。製造販売承認は引き続き、フェリング・ファーマが保有する。

同剤は、フェリング・ファーマが創製した医薬品で20年4月に発売した。21年12月1日から両社による事業提携を開始。富士製薬が同剤の販売・流通を担当し、医薬情報提供活動は両社が共同し、コ・プロモーションを行ってきたが、国内の事業提携内容を変更するに至った。ファリング・ファーマは今回の決定について、周産期医療の現場のニーズをこれまで以上にタイムリーに収集し、また富士製薬により一貫した情報提供を行うことによって、適切な情報提供活動をより推進する事を目的とすることを説明した。

同剤は、妊娠37週以降の子宮頸管熟化不全における熟化の促進の適応症を有する唯一の腟用剤。有効成分を含有する親水性ポリマーと、これを包含する取り出し用紐で構成され、標的部位である子宮頸部に貼りつくように挿入(後腟円蓋に留置)。持続的にジノプロストンを放出することで、子宮頸管を中心に効果を発揮する。

【おことわり】下線部を修正しました(6月7日14時25分)
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