久光製薬 原発性手掌多汗症治療薬「HP-5070」を承認申請
公開日時 2022/04/22 04:48
久光製薬は4月21日、原発性手掌多汗症治療薬「HP-5070」(開発コード、一般名:オキシブチニン塩酸塩)を承認申請したと発表した。23年度の承認取得を目指す。
原発性局所多汗症は、局所多汗症のうち基礎疾患がなく、手、足、腋窩、顔などに日常生活に支障を来たす発汗過剰を認める疾患。このうち手のひらに発汗過剰を認めるのが原発性手掌多汗症となる。
同剤は、同社独自のTDDS(Transdermal Drug Delivery System:経皮薬物送達システム)技術を用いて開発した塗布剤。原発性手掌多汗症患者を対象に実施した第3相臨床試験でプラセボ投与群を対照に有効性、安全性を示した国内初の製剤であり、「原発性手掌多汗症治療薬の新たな選択肢となることを期待している」とコメントしている。