ファイザーとUbie 過活動膀胱の情報提供で協業 患者の早期受診をサポート
公開日時 2021/10/18 04:50
ファイザーとUbieは10月15日、切迫性尿失禁(UUI)をはじめとする過活動膀胱(OAB)の症状で悩んでいる人の早期受診をサポートするため、10月から協業を開始したと発表した。
Ubieが提供するWeb医療情報提供サービス「ユビーAI受診相談」を訪問した人がOAB関連の症状で困っていると回答した場合、ファイザーが提供する疾患啓発サイト「UUI相談室」のリンクが表示され、リンク先からOAB関連の情報を取得できるようにした。また、「UUI相談室」のトップ画面に「ユビーAI受診相談」のリンクを表示し、リンク先で近隣の泌尿器科などの医療機関を検索できるようにした。
両社は、「医療機関への受診を躊躇し、OABで困窮される患者さんの課題を解消するため、両社はOABに関する情報提供で協業する」とし、「患者さんへの情報提供を充実させ、UUIをはじめとするOAB症状で困窮されている患者さんに貢献することを目指す」としている。
「ユビーAI受診相談」は、生活者がスマートフォンやPCから質問に回答することで、その症状について相談可能な医療機関を調べられるWeb医療情報提供サービス。21年9月現在、月間300万人以上が利用している。
「UUI 相談室」は、UUIをはじめとするOAB症状の原因と対策、受診に関する医師や患者の声、検査や診察の流れ、尿もれや頻尿についての幅広い情報を、OAB患者やその家族向けに提供している。患者が言い出しにくい症状を医師に伝えることができる「問診シート」も用意している。