田辺三菱製薬 新型コロナワクチン国内第1/2相臨床試験を開始へ
公開日時 2021/10/01 04:50
田辺三菱製薬は10月2日から、連結子会社のカナダ・メディカゴ社が開発を進める新型コロナワクチンについて国内第1/2相臨床試験を開始する。植物由来のウイルス様粒子(VLP)ワクチン(開発番号:MT-2766)で、グラクソ・スミスクライン(GSK)のパンデミックアジュバントを併用している。2022年3月 までにMT-2766の国内での承認申請を目指すとしている。
試験は、ランダム化プラセボ対照試験。20歳以上の日本人男女145人を対象に、高用量群、低用量群、プラセボ群の3群に割りつけ、21日間隔で2回接種し、安全性などを評価する。評価項目は、安全性と免疫原性。
MT-2766は、カナダ、米国、英国、ブラジル、アルゼンチン、メキシコで約2万4000例を対象にした第2/3相臨床試験の第3相パートの投与を終了し、現在結果を解析しているという。海外データも用いて早期の承認取得を目指す。