中外製薬 エディロールカプセル0.5μg、同0.75μgを供給再開 安定供給にメド「必要以上の注文控えて」
公開日時 2021/09/10 21:25
中外製薬は9月10日、出荷調整していた骨粗鬆症治療薬「エディロールカプセル0.5μg、同0.75μg」の供給を再開すると発表した。同一有効成分の他社製品の供給不足に伴い、急激な需要増加に対応するため、7月から出荷調整を行っていた。今回の供給再開は、同社の増産体制が整ったことによるもの。また、他社製品の供給量が10月から回復するとの情報を確認したとしており、このタイミングで出荷調整を解除することになった。
◎在庫状況によっては「別包装への変更をお願いする可能性も」
今回の供給再開に際して同社は、「毎月の必要量は十分に供給できる体制を整えた」としながらも、「必要以上の注文は控えて欲しい」と医療関係者に要請している。また、包装ごとの在庫状況によっては「別包装への変更をお願いすることもある」とも指摘している。
◎アルファロール、ロカルトロールは出荷調整を継続
一方で、アルファロールカプセル0.25μg、同0.5μg、同1μg、同3μg、アルファロール散1μg/g、アルファロール内用液0.5μg/ml、ロカルトロールカプセル0.25、ロカルトロール0.5の各包装については出荷調整が続いている。供給再開の時期は、同一有効成分の他社製品の供給状況などを踏まえて判断する方針だ。