スズケン エンブレースを子会社化 MCS活用した医療介護連携プラットフォームのサービス機能充実へ
公開日時 2021/03/29 04:50
スズケンは3月26日、医療介護専用SNSを提供するエンブレースの株式を取得し、子会社化すると発表した。同日の取締役会で決議したもの。今回の子会社化により、エンブレースの提供する「メディカルケアステーション(MCS)」を活用した医療介護連携プラットフォームを通じたサービス提供を充実させる。MCSは全国200以上の医師会がすでに採用しており、約13万人の医療従事者がセキュアなコミュニティーツールとして活用している。同社はエンブレースの子会社化により、地域医療の課題解決をさらに推進したい考え。
スズケンとエンブレースは2020年2月に資本業務提携締結し、MCS の普及に向けた共同推進や両社が保有する経営資源の活用による新たなソリューション開発などを行ってきた。
今回の子会社化についてスズケンは、「MCSをさらに進化・発展させていくためには、新たな投資や強固な連携が必要」と判断したと説明。エンブレース側からも、「全国の医療機関とのネットワークを有するスズケングループのもとで運営することがMCS の価値向上に資するものと判断がなされ、グループへの参画に対し賛同が得られた」と強調した。
◎協業企業の機能やサービスとMCSの融合で「新たなソリューション提供を加速」
スズケンはこれまで提携を進めたWelby、Ubie、サスメド、ドクターズなどの協業企業の機能やサービスをプラットフォームの基盤となるMCSと融合させることで、「リアルとデジタルの融合による新たなソリューション提供への取組みが一層加速する」と強調している。